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国連ユースボランティア体験記(2018年度)シリーズ① ~藤澤 結希さん編~

国連ユースボランティアプログラム(UNYV: United Nations Youth Volunteers)は、国際機関である「国連ボランティア計画(UNV: United Nations Volunteers)」により開発途上国に設置された事務所や現地政府機関で行う大学生のためのインターンシッププログラムです。
2018年度、このプログラムに参加した本学学生2名の体験記をシリーズで掲載します。

※これまでの参加学生の記事は、こちらをご覧ください。

藤澤結希さん

派遣先:Republic of Mozambique / モザンビーク共和国

参加したきっかけは何ですか

国連で働くことを通して、紛争下や貧困の中で生きる方々のために貢献することが私の夢でした。世界最貧国の一つと言われるモザンビークで、国連ユースボランティアとして活動できることはまたとない貴重な機会だと思い、本プログラムに応募しました。

UNV職員及び共にモザンビークに派遣された学生たちと共にイベント会場前で撮った写真

International Volunteer Day のラウンドテーブルイベントにて(右が藤澤さん)

 

どんな活動をしましたか

UNVモザンビーク事務所で広報業務を担当していました。UNVの認知度向上やボランティアリズムの普及を目的とし、ニュースレターやカレンダーなど広報物の作成、イベントの企画運営、SNSの管理などを主に行いました。一方で、国連ボランティア同士が互いに学び合い協力し合える関係をつくりたいとの思いから、ボランティアの交流イベント開催したりSNSのグループを活用してコミュニケーションを促進するなど、ボランティア同士のネットワークを構築することにも力を入れました。11月にはモザンビークで唯一の難民キャンプであるマラタン難民キャンプを訪ね、ボランティアの方々や難民の方々にインタビューを行う機会もいただきました。活動を通して、私自身がボランティアリズムの価値をより深く理解するとともに、ボランティアの方々とつながりを持つ良い機会となりました。

現地大学生ボランティアスタッフと共に、MOZEFO Young Leadersのイベントに参加した写真

 

活動を終えての感想を教えてください

モザンビークで5ヵ月間、現地の課題について国連の視点と合わせて考えられたことは、自分自身の将来を考えるうえで大きな意味を持つものでした。貧困や紛争下で生きる方々のために貢献したいという自分の思いを再確認するとともに、そこに対する自分の無力さを痛感することができました。今後は自分が実際どのように貢献していくことができるのかを、大学での学びや海外留学を通して模索しながら、努力を続けていきたいと思います。

国連ボランティアスタッフとの集合写真

国連ボランティアスタッフと共に職員の送別会に出席した藤澤さん(右から2番目)