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本学学生が2019年度国連ユースボランティアとして活動中
国連ユースボランティアプログラム(UNYV: United Nations Youth Volunteers)は、国際機関である「国連ボランティア計画(UNV: United Nations Volunteers)」により開発途上国に設置された事務所や現地政府機関で行うインターンシッププログラムです。
今年度は、本学から3名の学生がこのプログラムに参加しており、現在、派遣先の各国で活動中です。それぞれの活動内容を紹介します。
※昨年度までの参加学生の記事は、こちらをご覧ください。
高濱 凌さん
ヨルダンは、中東の中央部に位置する王国で、治安と天気が思いのほか良く、とても過ごしやすいところです。現在、国連開発計画(UNDP)のヨルダン事務所で、平和構築プロジェクトの一環として設立されたMATEEN に所属する団体の活動状況に関する調査報告書の作成と、データベースの再構築をチーム4名で取り組んでいます。文化や仕事に対する考え方が違うスタッフたちと働くことの難しさや自身の力不足を日々感じつつも、新しいことへの挑戦は面白く、プロジェクト以外にもUNDPのウェブサイトへ掲載する記事の作成、契約書の草案など、積極的に取り組んでいます。
シリア難民が大量に流入したコミュニティにおける人々のリアルな暮らし、それにより生じる様々な問題に対する国連の向き合い方を今後さらに学んでいき、「世界を舞台に働く」ことが自分にとって「何を意味するのか」を見極めたいと思います。
古瀬 菜々子さん
バルバドスはカリブ海にある島々の中で一番東に位置する、日本の種子島と同サイズの国です。私はバルバドスの国連開発計画(UNDP Barbados)で、日本?カリブ気候変動パートナーシップ(J-CCCPの広報業務を担当しており、プロジェクトの成果をSNSで発信する仕事やレポート作成が主な業務です。また、UNDP Barbados自体の広報活動にも携り、他のプロジェクトのインタビュー動画やポスター作成、メディアモニタリングなども行なっています。オフィスはUNICEFやUN Womenなど5つ以上の機関が集まっているため、国連デーのスタッフイベントなど他の機関のスタッフたちと関わる機会もあり、毎日新しい発見がある充実した日々を送っています。 )
初めての仕事に戸惑うこともありますが、「国連で働いている」という責任感を忘れずに、引き続き業務に励んでいきたいと思います。
長谷川 千紗さん
私は中南米の島国バルバドスの国連薬物犯罪事務所(UNODC)で、海上犯罪対策プログラムのサポーターとして働いています。多様な文化背景を持つ人々が暮らすカリブ海域は、明るく陽気な雰囲気を持つ反面、麻薬や武器の密輸、人身売買、違法漁業などの犯罪が深刻な問題となっており、私が担当するプログラムは、このような国境を越えた犯罪の防止を目指しています。主な仕事内容は、会議や研修などイベントを行う際の開催国側との連絡係や、参加者の航空券の手配や機材の調達、当日の会場でのサポートを行っています。カリブ海諸国間の様々な言語によるコミュニケーションに難しさを感じながらも、学びの多い充実した毎日を送っています。
一国の規模は小さいですが、文化も言語も多様なこのカリブ海域で、各国が同じ問題に協力して取り組む姿勢を、残りの期間で学びたいです。