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2020年度国際教養大学入学式を挙行
9月6日(日)、本学 Suda Hall にて2020年度入学式を挙行しました。通常は入学時期に合わせ、春と秋に入学式を実施しますが、今年は2024欧洲杯官方_欧洲杯投注网站推荐感染症の影響により、延期となっていた春の入学式と秋の入学式を合同で実施しました。
式はオンラインで中継され、新入生とそのご家族、来賓の皆様に全国?世界各地のそれぞれの場所からご参列いただきました。
今年度は、4月入学と9月入学を合わせて183名の学部生、世界各地からの交換留学生45名、そして専門職大学院生24名、合計252名が新たにAIUの一員となりました。
初めに、鈴木 典比古 学長が新入生に向けて式辞を述べ、「本学のリベラルアーツ教育においては何よりも学生の自発的で能動的な学修の姿勢が求められ、その姿勢は生涯において必要になります。すなわち、本学での勉学で得るものは生涯を通して皆さんの人生に大きな意味を持つものになります。」と語り、「2024欧洲杯官方_欧洲杯投注网站推荐の影響下、不自由な大学生活を強いられますが、本学で学ぶことの意味を常に意識しながら、この未曽有の困難に絶対に打ち負かされない強い気持ちを持って一緒に前に進んでいきましょう。」と新入生を激励しました。
続いて、来賓のお二人から祝辞をいただきました。
「私は140年続く造り酒屋を守る立場にあり、近年は海外で日本酒を紹介する機会も増え、AIUの卒業生や留学生としてAIUで学んでいた人たちが、現地で頼もしく活躍しているのを見て嬉しくなりました。」「新入生の皆さんはこの美しい秋田のキャンパスで新しい友達と共に学生生活を始められる日を楽しみにしていらした事と思います。2024欧洲杯官方_欧洲杯投注网站推荐感染の心配をすることなく、一日も早く皆さんを大学にお迎え出来ることを願って、秋田でお待ちしております。」
(小玉醸造株式会社 取締役、国際教養大学サポーターズクラブ顧問 小玉 英子 様)
「これから、かけがいのない大学時代を本学で過ごす皆さんに、お伝えしたいことが3つあります。一つ目は、思い立ったらまず動いてみることです。大学生活は長い様に見えますが、本当にあっという間で、漫然と過ごすのか、充実したものとするかは皆さん次第です。一日一日を大事に過ごしてください。」「二つ目は、迷ったら、難しい方を選ぶことです。時に失敗もするでしょう、でも、それも必ずや皆さんの成長の糧になるでしょう。」「そして三つ目は、時代の変革期にいるということを意識することです。今、社会の枠組みが大きく変わろうとしている中で、秋田で、そして海外で留学生活を送ることの意味を考えてみてください。」
(一般社団法人国際教養大学同窓会 副島 浩樹 様)
その後、学部生を代表して畠山 雅妃(4月入学)さんが、スピーチしました。畠山さんは、「将来、世界で活躍する日本語教師になるために、どんな困難な状況であっても柔軟に対応できる人間になりたい。」と思い、AIUへの入学を決意しました。「初めての大学生活に期待を胸にふくらませ迎えた春学期でしたが、初めは不安とストレスばかりでした。オンラインでの授業ではありましたが、私を成長させてくれる機会は多々ありました。このような状況だからこそできることは何か考え、常に前向きに、そして積極的に行動する力がついたと思います。」「キャンパスに集うことはできませんが、私たちは互いに助け合い、この非常事態を乗り越えられると確信しています。未来が不透明だからこそ、柔軟性と創造力を駆使して困難を乗り越え、自ら問題解決する力が問われます。先が見えない状況ですが、この困難に強い気持ちで立ち向かうことでまた一歩成長できるチャンスがあります。近いうちにお互いキャンパスで会えることを期待しながら、前向きに歩んでいきましょう。」と呼びかけました。
次に、大学院生を代表して島本 デイビッドさんがスピーチしました。島本さんはアメリカで生まれ育ったものの、小学生の時に夏休みを愛媛県の祖父母のもとで過ごしたこともあり、日本文化に魅了され、日本に住む機会を伺っていました。2016年から英語教師として名古屋で勤務していた島本さんは、実用的な英語教育スキルの修得に重点を置くAIUで学ぶことを選び、今年4月に本学専門職大学院の英語教育実践領域に入学しました。「大学の授業はすべてオンラインとなり、対面授業と同様の学修効果が得られるのか、また、教授や級友と十分に交流することができるのか不安でしたが、大学が効率よく授業をオンラインに移行したことに感銘を受けました。授業以外では大学がオンラインセミナーやラボセッション、イベントのほか、自宅に書籍を運送する図書館サービスまでも提供してくれています。対面ではまだ誰にも会っていませんが、もうAIUコミュニティの一員になったように感じています。」と話し、「春学期の始めに、ある先生が英語教育実践領域の新入生に対して、『入学時よりも卒業時に質問が増えるならば、それは良い修士課程であったと言えるだろう』と語って下さり、これまでのところその先生のおっしゃる通りになっています。適切な疑問を持ち、互いに協力して答えを探し当てることができると確信しています。」と意気込みを語ってくれました。
明日から、いよいよ秋学期の授業が始まります。本ウェブサイトでも、引き続きAIU生たちの活躍を紹介していきます。
※実際の式辞やスピーチは一部を除いて英語で行われていますが、ここでは要約した日本語訳で掲載しています。