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学生ボランティアによる食品無料配布イベントを実施

イベントの様子の写真

12月7日(水)、学生ボランティアによる学生の食支援事業(食品無料配布イベント)を実施しました。このイベントでは、昨今の食料品等の価格上昇を受け、学生への支援策として果物や野菜などの生鮮食品を配布しました。

今年9月に学生ボランティアを学内公募し、応募した1~4年次の学部学生7名でボランティアチーム「AIU Sustenance Assistant Project (ASAP)」を結成しました。

「食支援」をテーマに、学生ボランティアが主体となってイベントの企画から運営までを行いました。企画段階で学生のリアルな声を知るためにアンケートを実施したり、配布する食料品の調達ルートを確保したり、当日のイベント運営までを学生自身が行うことで、学生のアイデアを生かし、より学生のニーズに沿ったイベントになりました。

畑山さんと学生が話している様子
留学生もイベントに足を運びました

今回配布された生鮮食品は、国際教養大学サポーターズクラブからの寄付金を資金として、可能な限り秋田県内地域の農家の方々から仕入れたものです。秋田市河辺の農家の方や、横手市観光推進機構のご協力のもと横手市内の道の駅に野菜や果物などを出荷している農家の方々から食品を購入させていただきました。

箱いっぱいに詰められたりんごの写真
秋田市河辺?横手市の農家さんから仕入れたりんご
袋に詰められたしいたけの写真
大きなしいたけ

箱いっぱい詰められたほうれん草や春菊の写真
青々とした春菊やほうれん草
小松菜の写真
秋田県産の小松菜

あきたこまちのパックライスの写真
期末試験勉強で忙しい時期に特に嬉しい、パックごはん。野菜の仕入れにご協力いただいた横手市観光推進機構様からのご厚意で、いただきました!

箱にたくさん詰められたインスタント麺の写真
インスタントラーメンもありました!
配布された野菜を持った学生の写真
大きな白菜も丸々1玉!寒い時期の鍋料理にぴったり!
配布された野菜を持った学生の写真
栄養たっぷりで新鮮なお野菜で、健康的に!

食料品は事前に登録した学生 計230名に配布され、食料品を受け取った学生からは
「いつもはバスで近くのスーパーまで買い物に行っているので時間もかかり、一人で大きな荷物を抱えて大学まで戻るのが大変なので、このような機会があってすごくありがたい。宿舎で一人暮らしなので、自炊を頑張ろうと思う。」
「野菜が大きくて新鮮。農家さんの野菜なのでスーパーでも売っていない大きさの野菜でいいなと思った。」
「日に日に物価の高騰を感じている。秋田産の野菜を食べる機会がなかなかないので、河辺のりんごや秋田県産の野菜など、秋田の地の物を楽しめて嬉しい。」
「1年次はカフェテリアで食事するため、野菜を買う機会がなかなかない。自分で野菜を調理する機会がないので嬉しい。今回いただいた野菜を、一緒に住んでいる留学生やユニットメイトと一緒に料理できるきっかけになった。」
といった喜びの声がたくさん聞かれました。

学生ボランティアからのコメント

「普段の生活ではあまりバランスの良い食事ができていない」と日頃から感じていたことに加え、学生へ行ったアンケート調査で、「野菜や果物を配布してほしい」という声が多かったので、そうした生鮮食品をメインに配布することに決めました。当初はこの活動に協力していただける農家さんを探すのに少し苦労しましたが、7人のメンバーで懸命に働きかけた結果、親切な農家の方々に出会うことができ、無事、農家の方々から野菜や果物をご提供いただくことができました。また、パスタやインスタントラーメン、パックご飯なども人気があったので、残った予算を活用してそれらも用意しました。
実際に食料品を受け取りに来てくれた人たちの表情や様子を見て、本当に喜んでもらえていることが伝わってきました。期末試験に向けて勉強に励むこの時期に、少しでもお役に立てればと思います。

プロジェクト代表 4年次 Yu-Hsiang CHOさん

今まで会ったことがない人や留学生がたくさんイベントに来てくれていて、そこで「え!これも揃えてくれたんだ!ありがとう!」と言ってもらえたことがとても嬉しかったです。
私はりんごとみかんの仕入れに携わっていたのですが、秋田市河辺のりんごはここ1カ月くらい毎週アルバイトに行って、りんごの収穫?選別をお手伝いさせていただきました。留学生も誘って一緒に農園で活動して、そこで農家さんや留学生とのつながりもできました。一緒に収穫作業をした留学生から「こんな体験、秋田で出来ると思わなかった!」という声も聞くことができました。
イベント前には「頑張ってね」「当日の様子、あとで聞かせてね」と農家さんから応援していただけたのもとても心強かったです。
今回のプロジェクトを通して、学生だけでなく地元の農家さんの声も聞くことができました。「またこのようなイベントを続けてほしい」「農家である自分たちでは発信する力が足りないので、自分たちの農作物をこのような場でもっと宣伝してほしい」という声をいただき、私たちが農家さんの広報の担当になれることも分かりました。ぜひ今後もこうした活動を続けていきたいです。

プロジェクト副代表 1年次 畑山 りいなさん

配布した生鮮食品を持った学生ボランティアの集合写真
ASAPのメンバーの皆さん。右から3番目がChoさん、右端が畑山さん


※留学生からは英語で感想が寄せられましたが、ここでは要約した日本語を掲載しています。

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