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私のオススメ授業紹介:マーケティング?コミュニケーション(生川 奈々絵さん)
国際教養大学(AIU)の際立った特長の一つが「すべての授業を英語で開講していること」です。ただし、本学は「英語を学ぶ大学」ではありません。「英語で学び、英語で考える大学」です。
また、本学は一貫して少人数教育を徹底しています。教員と学生のコミュニケーションの機会を増やすことにより、自ら考え、意見を主張できる能力を磨いてもらうことを目的としています。
この「私のオススメ授業紹介」では、学生自身が「おもしろかった!」「ためになった!」「ぜひ受験生のみなさんにも学んでほしい!」と思った授業を、学生自身の言葉で紹介する企画です。
今回は生川 奈々絵(いくかわ ななえ)さんのオススメ授業をご紹介します。
皆さん、こんにちは。生川 奈々絵です。今回紹介するオススメ授業は「マーケティング?コミュニケーション」です!
科目情報
- ECN392 マーケティング?コミュニケーション
- 教員:チョン ヒョクジュン 准教授
- 単位数:3単位
そもそもマーケティング?コミュニケーションってなに?
世界中にはあらゆる商品?サービスを開発する企業が数多く存在しますが、ただ商品?サービスを作っているだけではもちろん私たちの手には届きません。企業が生み出す商品?サービスと私たち消費者との架け橋のような存在が「マーケティング?コミュニケーション」です。それぞれの企業が各商材の認知度向上や売上増加を目指し、消費者との持続的な関係性を築くための戦略的なプロセス全体のことを、「マーケティング?コミュニケーション」と言います。テレビ?新聞?雑誌などでの広告や、PR活動、訪問販売などが身近な例として挙げられます。マーケティング?コミュニケーションのそれぞれの手法の強み?弱みの分析や、関連する基本的な原理を学ぶことができるのがこの授業です。
オススメポイント
授業内容と実生活との関連性が高い!
チョン先生は授業で理論などを述べるだけでなく、実際に世界中の大手企業の成功した例?失敗した例などを用いて授業を進めてくれます。そのおかげで、既に知っている企業がどのような戦略に基づいて広告を作成していたかを知ることができたり、逆に大手企業の広告にも関わらずなぜ失敗してしまったのかなど、様々な理論に基づいて解釈することができたりします。時には自分が使っている製品が登場したり、テレビで見たことのある懐かしい広告が実例として取り上げられたりすることもあるため、授業内容と自分の体験を関連づけながら授業を楽しむことができます。
初歩的な知識から専門的な知識をまとめて学ぶことができる!
「ECN392」という科目コードを見ると、レベルの高い授業だと苦手意識を持ってしまう人もいるかもしれません※。しかし、チョン先生はマーケティングにおける基本的な知識から徹底的に解説してくださるので、マーケティングに触れたことのない人でも授業を楽しむことができると思います。しかし、授業が進むにつれてレベルの高い内容も紹介してくださるので、マーケティングの基本知識はばっちり!という人でも新しい学びをたくさん得られる授業だと思います。※科目コードの数字3桁は科目のレベルです。(100番台:初級、200番台:中級、300番台:上級、400番台:セミナー、一部PBL科目、上級言語科目等の上級)
課題が実践的で面白い!
学期を通して、個人ワークの課題とグループワークの課題がそれぞれ2種類ずつ、計4種類あります。しかし、授業で紹介された理論の名前を丸暗記したり、何か公式を使って計算問題に取り組んだりする必要は全くありません。たとえば、個人ワークの課題では、自分の消費行動を分析して授業で学んだ知識とどのような関連性があるかを考えたり、まるで実在する会社で勤めているかのように、模擬プレスリリースに挑戦することができます。グループワークの課題では、留学生も交えたチームで実際に好きな商品の広告作成をしてみたり、チョン先生推薦のマーケティング?コミュニケーションに関する名著を読み、クラスメイトに要点を伝えるプレゼンテーションをしたりします。共通していえることは、すべて自分自身の学びへと必ず繋がる課題になっているということです。楽しみながら課題に取り組みたい人、また実践的な課題に取り組みたい人には特にオススメの科目です。
チョン ヒョクジュン先生からのメッセージ
私の授業について学生から肯定的なフィードバックをもらうのは、とても嬉しいことです。それは、学生たちは私が用意した授業という「商品」の消費者だからです。ECN392(マーケティング?コミュニケーション)の授業では、様々な事例を通して、関連する理論と実践的なスキルを学べるようカリキュラムを構成しています。
今学期は、世界中に多くのファンを持つLEGOや、社会的責任を果たすことに熱心なパタゴニアといった有名ブランドの分析に焦点を当ててきました。広告や広報など、そのほか消費者に向けたコミュニケーション活動について掘り下げて研究しました。さらに、雑誌広告やテレビ広告の制作、企業広報の重要なツールであるプレスリリースの作成、最近の購入品に基づく自身の消費者行動の分析など、実践的な取り組みも含めています。また、伝統的なメディア広告やソーシャルメディア?マーケティングなど、マーケティング?コミュニケーションに関する名著を読み、クラスでディスカッションをしました。
今後も、多様な事例を通して、様々なマーケティング?コミュニケーション?ツールを探求していきます。※実際のコメントは英語ですが、ここでは要約した日本語を掲載しています。