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お知らせ

2016年度春学期入学式が挙行されました

2016年4月8日 国際教養大学入学式が挙行されました。
本日は、佐竹敬久秋田県知事をはじめとして多くの来賓にご参列いただき、世界各国?地域からの留学生90名を含む266名の新入生が、本学の学生としての第一歩を踏み出しました。

学長式辞
学長 鈴木 典比古

2016springmc_2新入生の皆さん、国際教養大学に御入学おめでとうございます。また、保護者や関係者の皆さん、お子様方が晴れて本学に入学なさった事に対しまして心からお祝いを申し上げます。

今年は、164名の学部生、90名の海外からの留学生、そして12名の大学院生、合計266名の新入生を迎えております。本学は2004年に創設されましたが、その建学の理念は「国際教養大学は「国際教養(International Liberal Arts)」という新しい教学理念を掲げ、英語をはじめとする外国語の卓越したコミュニケーション能力と豊かな教養、グローバルな視野に伴った専門知識を身に付けた実践力のある人材を養成し、国際社会と地域社会に貢献することを使命とする」ことにあります。そしてその理念に共感する次のような学生を求めています。

  1. 学習意欲が強く、鋭い問題意識をもつ学生
  2. 国際社会を舞台に活躍できるような実践的な外国語運用能力(特に英語)と、幅広い教養の修得を志す学生
  3. 世界の多様な文化、言語、歴史、社会、そして経済や環境などの国際関係について、強い関心と探究心をもつ学生

このように、本学は最初からその立ち位置をグローバルな枠組の上に置き、日本のリーダーたろうと公言してはばからなかったのであります。更におどろくことは、その公言をまことに実直に実践、実行してきたことであります。大学の構成員全員がこの理念に表された本学の在り様を共有のものとしたのでありました。

そして10年後、本学は日本国内ばかりではなく世界からも注目される国際教養を授ける大学として確固として立つ存在となりました。それはかの第一期生達やそれに続く後輩達が良き礎となってくれたからであります。しかし、その先達たちも、30代に達したばかりの若い人々なのであります。この人達が卒業後も社会において活躍し、懸命に生きてくれていることが、本学の評価を定めてくれているのです。

皆さんは、本学がこれから4年間もしくは大学院生の場合は2年間をかけて研磨し、すばらしい宝石になっていく原石なのです。皆さんを研磨した結果、どのような色合いと輝きを発揮するのか、誰にもわかりません。ただわかっているのは皆さん一人一人が大きな潜在能力を秘めており、それらを磨いた結果は、一人として同じでない色合いと光沢を見事に出すということなのです。大学としてこのような皆さんを受け入れることは、この上もない喜びであり、幸せな事であります。この喜びをもって、本学は皆さんが懸命に努力するに値する十分な環境を提供します。それは諸君を成長へと導く熱心な教授陣、それをサポートする職員達、すべての科目を英語で開講し、すべての学生の1年間の海外留学を義務化するという、他大学に類を見ないカリキュラム、24時間?365日開館の図書館、厳しい対話が繰り返される少人数?対話型の授業、1年生が全員共同生活を過ごす異文化全寮制等であります。皆さんはこれらの訓練や体験を経て、必ず脱皮して行きます。

2016springmc_3本学は一昨年9月に文部科学省が公募した「スーパーグローバル大学創成支援事業」に応募し、申請したプロジェクトが採択になりました。これに応募したのは109大学でありましたが、採択されたのは37大学でありました。

この構想は4つのプロジェクトから成っております。第一のプロジェクトは「24時間リベラルアーツ教育の推進」であります。本学の学生のうち90パーセントがキャンパスに居住しています。学生諸君は勉学において様々な分野に関心を持ち、将来のキャリアにおいても多様な職業に関心を持っています。それらの諸君が24時間の大半を過ごす学生寮において同じテーマに関心を持つ者同士が、切磋琢磨してゆく共同生活の場を作ることであります。既に学生諸君から様々なテーマの共同生活の場を作ってほしいとの要望が出されております。第2のプロジェクトは「世界標準のカリキュラム」の提供であります。本学の3年生は全て海外の提携校に1年間留学しますが、この3年生の居るべき位置に、ほぼ同数の海外からの留学生が入ってきます。したがって、本学の学生の構成は1,2,4年生が本学の学生で、3年生が海外からの留学生、というサンドイッチ構造になっています。このような構造の学生諸君に対して、体系的でシームレスなカリキュラムを提供しなければなりません。そのようなカリキュラムとは世界に通用する世界標準のものでなければならないわけです。第3のプロジェクトは「日本の英語教育を改革するモデルを提示する」ことであります。本学の学生諸君は英語での授業を受講することに慣れております。このような諸君が日本の小中高校の生徒たちに英語で英語を教える「イングリッシュビレッジ」を開設しています。それと同時に、本学の教員は常に英語で授業を行っていますので、本学の教員達が小中高校の英語の先生たちに英語で英語の授業を行うことを指導する「ティーチャーズセミナー」を実施しています。第4のプロジェクトは「国際ベンチマーキング」であります。これは本学のカリキュラムを米国のリベラルアーツ大学のカリキュラムと比較して、内容やレベルにおいて同水準のものに向上させていくプロジェクトであります。

我々教職員が皆さんの努力や苦闘を手をこまねいて傍観していることは決していたしません。我々も共に身を投じ、皆さんの脱皮を手助けします。このことはどうか信頼して下さい。さあ、それでは皆さん、これからの4年間で必ず大きな脱皮をして成長すると我々の前で自らに誓ってください。

それでは今から、その第一歩を歩み出しましょう。

学部新入生代表スピーチ 
今野 息吹

2016springmc_6鈴木学長、ご来賓の皆様、教職員ならびに新入生の皆さん、こんにちは。今野息吹と申します。新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんと共に入学式に出席し、この特別な日に新入生を代表してスピーチさせていただけることをたいへん光栄に思います。この機会に、まず保護者の皆様に一言申し上げたいと思います。今日まで育ててくれてありがとうございます。すべての新入生が同じ想いを心に抱いているはずです。私たちは保護者の皆様の愛と支援のおかげで、国際教養大学に入学することができました。

高校時代、私は秋田工業高校で建築を学びました。ノコギリで木を切ったり、家の設計図をデザインしたり、様々な経験を積みました。時々、勉強もしました。新入生の中に工業高校出身者はいらっしゃいますか。おそらく私以外には、いないでしょう。では、なぜ私は工業高校からこの大学に入学したのでしょうか。私の過去について少しお話させてください。中学校時代、私は生徒会長を務め、秋田市内のすべての中学校の代表で構成される委員会を運営しました。その委員会で、私たちは何度も何度も東日本大震災について、また、その犠牲者のために何ができるのかを話し合いました。委員会の運営を通して、被災者には生活するための住居が不足しているという事実を目の当たりにし、住宅建築を学ぶために工業高校への進学を決意しました。当初、私には被災者のために家を建てたいという志がありましたが、16歳の時、フィリピン、とりわけスモーキー?マウンテン地区を訪問し、私の気持ちは劇的に変化しました。

スモーキー?マウンテンで暮らす人々は、深刻な貧困と飢えに苦しみ、明日生きるか死ぬかも分からずに生活していました。この経験を通して、将来、私は人々の命を救うために何かしたいと決意しました。世界中で何が起こっているのか深く知りたいと思うようになり、国際教養大学への入学を自分自身の目標に据えました。この目標を定めた後、高校で国際理解と国際協力に関するスピーチコンテストに参加しました。スピーチの準備は、大工の資格を取得するために毎日取り組んでいた木材加工実習の合間に行いました。とてもハードでチャレンジングな日々でしたが、先生方や友人のおかげで、幸運にも大工の資格を取得し、スピーチコンテストでも優秀な成績を収めることができました。私を支えてくれた方々の感謝を力に変えて、これからもベストを尽くしていきたいです。

すでに申し上げたように、私は世界の貧困や飢えを解決に導く手助けをしたいと考えており、国際教養大学では、秋田を含む世界が直面する複雑な問題に共に取り組むための仲間や先生を探したいと考えています。共に、世界を変えていこうではありませんか。この 夢を実現するために、AIUでは様々な経歴や価値観を持つ人々をより深く理解するために欠かすことのできない言語と文化を学びたいです。さらに、世界に向けて、文化を越えて、自分自身を表現する能力を伸ばしたいです。私たち新入生は、言葉や文化の壁により、これまでの人生で経験したことのない困難と向き合わなければならないでしょう。しかしながら、困難に直面したとしても、決してあきらめず、共に困難を乗り越えていきます。

国際教養大学には、年齢や国籍にとらわれることなく、互いの意見を交わすことで、世界に変化をもたらしたいと願う高い志をもった人々が世界各国から集まっています。加えて、すべての授業が英語で行われ、1年間の海外留学を義務化するなど、国際教養大学は日本の大学としてはたいへんユニークなカリキュラムを持つ大学でもあります。一生懸命に学び、仲間と支え合い、互いの個性を磨くことができます。さらに、国際教養大学には私たちの可能性を広げてくれるすばらしい環境があります。これは私にとってたいへん魅力的です。これから始まる新しい生活、経験がとても楽しみです。

困難と遭遇することもあるでしょうが、未来に目を向け、努力を重ね、目標の達成を目指します。ご存知のとおり、秋田には美しい田畑や森がふんだんにありますが、少子高齢化や人口の都市流出といった社会問題もあって、決して明るい未来があるとは言えません。しかし、私たちはここにいます。国際教養大学にはおもしろい考え方や才能をもった学生たちが集まっているのです。新しいものを創造し、新たな希望をもって、共に世界を変えていきましょう。私たちなら、できると信じています。今日から始まるのです。

ありがとうございました。

大学院新入生代表スピーチ
杉山 詩織

2016springmc_7国際教養大学学長、来賓の皆様、大学本部、教員の方々、そして職員の方々と今この場でお話しできる機会を与えていただけたことに感謝申しあげます。そして、多くの人の助けがなければ、国際教養大学に入学することはできなかったと思います。本日入学式にご出席されている皆様、両親、お世話になった先生方にもこの場をお借りして感謝申し上げます。私は杉山詩織と申します。国際教養大学院英語教育実践領域を専攻します。国際教養大学で新たに学びをはじめることができて大変光栄です。どんな困難なことにぶつかっても自らすすんで挑戦していきます。新入生全員が、国際教養大学での学びが、みなそれぞれが自分の夢に近づく大きなステップになるだろうと期待に胸を膨らませているはずです。

私が国際教養大学院で学びたいと考えた理由は二つあります。まず一つ目は、国際教養大学での学びを通して、理論と実践を両方学びながら効果的に英語を教えるスキルを身につけられると思ったからです。私の将来の夢は英語教師になることですが、四年前に大学に入学したときは自分がまさか英語を教えることに興味をもつとは想像もしていませんでした。アメリカでの1年間の交換留学が日本の外国語教育について考えるきっかけを与えてくれました。なぜなら、アメリカでの外国語教育は私が日本の学校で経験してきた外国語教育と全く異なるものだったからです。この経験がきっかけで、教師の教え方は学習者の外国語の習得レベルに大変大きな影響を与えるのだということに気付くことができました。このために、英語を効果的な方法で教えることに興味をもつようになりました。特に、効果的な文法指導について興味があります。生徒が実際のコミュニケーションの場を通して文法を学べるような授業の構成ができるようになりたいです。英語の授業を通して英語学習者が実際に日常生活で英語を使える実践的な能力を身につけるのをサポートしたいと考えています。

二つ目の理由は国際教養大学が世界中からやってきた人々と関わることのできる理想的な環境にあるからです。学生たちは様々な国々から国際教養大学に学びに来ているので、言語や文化が異なる人とかかわりながら英語でコミュニケーションをとる機会がたくさんあります。英語をつかって世界の人々と意思疎通をはかろうとする積極的な態度は英語の教師には欠かせない素質だと思います。英語が頻繁につかわれる国際教養大学の環境は、すべての学生が英語の力を伸ばせる可能性をおおいに与えてくれる場所です。教師として、将来の自分の生徒に英語でコミュニケーションをとる楽しさや大切さを国際教養大学での自分の経験を通して発信していきたいです。

最後になりますが、国際教養大学で出会う新たな友達、教員の方々、そして職員の皆様とこれから過ごす日々が有意義なものになると確信しております。国際教養大学卒業後に描くそれぞれの夢を実現するには努力が必要です。だからこそ、新入生一同、ここ国際教養大学で得られるすばらしい機会のすべてに感謝し、それぞれが自分の夢を叶えるために精一杯頑張っていきます。国際教養大学が将来の夢を実現するためのサポートを与えてくれることに感謝の意を表するとともに、今日ご出席の方々にこれからの温かいご支援をお願いいたします。

※実際のスピーチは英語で行われておりますが、ここでは日本語訳を掲載しております。

佐竹敬久知事御祝辞

佐竹敬久秋田県知事御祝辞

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近藤健一郎秋田県議会副議長御祝辞

安倍慶子客員教授と楠山裕子様による祝賀曲演奏

安倍慶子客員教授と楠山裕子様による祝賀曲演奏

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AIU竿燈会による演技

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期待に胸を膨らませる新入生たち

The AIU’s 2016 Spring Matriculation Ceremony took place on April 8. Mr. Norihisa Satake, Governor of Akita Prefecture and many other honorable guests were present at the ceremony to welcome 266 newcomers, including 90 foreign students from 24 countries and regions, to the AIU Community.

President’s Commencement Address
Norihiko SUZUKI, DBA

2016springmc_2Congratulations to all of you on your matriculation to Akita International University, and my sincere congratulations to parents, family and friends.
AIU is now welcoming 266 new students in total, which include 164 undergraduate students, 90 international students and 12 graduate students. From its establishment in 2004, AIU began with a new and timely academic philosophy called “international liberal arts.” Through this distinctly holistic and global approach, AIU has worked to help students acquire superior communication skills in English and other languages and provide them with a rich and meaningful education. With a strong commitment to nurture students with practical expertise and specialized knowledge born out of a global perspective, it is our mission to foster individuals who will contribute significantly to the international and local community. We seek students who share our philosophy as follows:

 

  1. Those with a strong desire to learn and a keen awareness of global issues
  2. Those with a practical command over other languages, especially English, who can play their part on the international stage, who aspire to gain a well-rounded education
  3. And those with an inquisitive mind and a keen interest in various cultures, languages, histories, and societies of the world, as well as in topics related to international relations such as the economy and the environment

Thus, AIU had no hesitation, from the beginning, in stating that it requires a global institutional framework in order to establish itself as a leading university. And successfully, AIU had implemented and carried out its mission faithfully as declared with all members at AIU sharing the vision of its mission.

Ten years later, AIU is now established across the country and overseas as a well-known university offering an international liberal arts education, resulting from the efforts of the first group of students and those thereafter, in creating a firm foundation. Surprisingly, they are still young as many of them are only in their early 30s. Their active roles and success in society after graduation is building up AIU’s recognition.

Students, you are uncut gems which will be polished, and in four years time, or two years for graduate students, you will turn into precious jewels. None of you will know what color or how shiny you will become, but as a result of the polishing, we know that each of you possess great potential and will be a glittering and colorful treasure with characteristic attributes. It is with much pleasure and joy for a university to induct students such as you. Thus, we offer an environment worthy of your efforts with ardent faculty members to help advance your intellectual growth, along with supportive staff members, an unprecedented curriculum which offer all courses in English, a compulsory one-year study abroad experience, a library that is open 24 hours a day and 365 days a year, small class sizes for increased dialogue, and compulsory dormitory living for all freshman to promote intercultural experiences. Through various training and experiences, you will develop and mature, but as I said before, it is all up to you on how much you want to benefit from your experiences.

2016springmc_3In 2014 AIU was selected as a grant recipient of MEXT’s Top Global University Project, also known as the “Super Global University Project.” In that selection, 37 universities became recipients out of 109.

AIU now aims to implement four long-term projects. The first project is to promote a 24-hour liberal arts education by enhancing dormitory life on campus. Almost 90% of AIU students live on campus. By organizing some of the dormitories around academic, cultural and career-oriented themes, we aim to expand opportunities for students to learn with and from one another. The second project involves aligning the AIU curriculum with top-tier university curricula overseas so that when AIU students study abroad, they are fully prepared for the academic rigors they will encounter. Equally important, through curricular alignment, international students coming to AIU for one year or one semester can receive full credit at their home institutions. Our goal in this project is to implement a world standard curriculum. The third project involves a desire to reform for the betterment of English language education in Japan. The “English Village” feature of this project brings junior and senior high school students to AIU, where they can learn with and from AIU students who are capable of teaching English in English. The second part of this project involves AIU faculty providing “Teachers’ Seminar” for English secondary school teachers. And the fourth SGU project is an international benchmarking project that will allow AIU to measure the academic progress of its students against the progress of students at similar institutions in the West.

Nevertheless, it does not mean that we, all faculty and staff members, are going to merely stand by and watch while you tackle your struggles. Rather, we will commit to helping you grow. You can trust us. Now, take a vow within your heart to develop and challenge yourself during these four years.
Let’s take the first step now.

Speech by Representative of Undergraduate Students
Ibuki KONNO

2016springmc_6Hello, President Suzuki, honored guests, faculty staff, and students. I am Ibuki Konno. Congratulations to all you students for getting into AIU. I am honored to be with you today for our entrance ceremony and to be able to give a speech as a representative of the freshmen class on this special day. Thank you. First, please allow me to say a few words to all of our parents on this occasion. Thank you for raising us to this point, and I know I speak for all students who express gratitude from the bottom of our hearts. We are now freshmen at this university because of your love and support.

Before coming here, I went to Akita Technical High School to study Architecture. I did a lot of work there such as sawing wood and designing blueprints for housing. Sometimes I studied as well. Is there anyone else here who went to a technical high school Perhaps no one except for me. Well, why did I enter this university from a technical high school Let me tell a story about my past…■ When I was a junior high school student, I was a student council president and governed a committee representing all the junior high schools in Akita City at that time. On the committee, over and over again, we talked about The Great East Japan Earthquake and what we could do for the victims. After being on that committee, I realized that they lacked housing to live in, and then I decided to go to a technical high school to study about housing construction. At first, I aimed to build houses for earthquake victims, however, after visiting the Philippines – especially Smokey Mountain – at the age of sixteen, my mind changed dramatically.■

The people who live in Smokey Mountain live in a situation where they do not know if tomorrow they will live or die; that is, they are suffering from serious poverty and hunger. After that experience, I decided that I would like to do something to help save lives in the future. I started to be eager to know what is happening around the world and I aimed to enter this university. In high school, after setting this goal for myself, I gave a speech for a contest on international understanding and cooperation. I did this while I was practicing woodworking in order to get a qualification in carpentry — what I had gone to school every day to do. It was very hard and challenging but fortunately I could succeed in both getting the qualification and winning the contest thanks to help from my teachers and friends. I will continue to do my best because of my feelings of gratitude toward them.

In the future, as I said, I would like to help solve the issues of poverty and hunger in the world and I came here to find people who will be my comrades and teachers in helping to tackle such complex problems faced by the world, including here in Akita. Let’s change the world together. In order to realize this dream, at AIU I would like to learn languages and cultures which play a great part in gaining a deeper understanding of people with different backgrounds and values. What is more, we would like to learn to develop our abilities to express ourselves cross-culturally all over the world. We as new students may face problems at AIU because of possible language and culture obstacles for the first time in our lives. However, even if we encounter such situations, we will never give up and we will overcome them together.

At AIU, there is a community of people from all over the world with high hopes for making a difference, by exchanging our ideas and thoughts regardless of our ages and nationalities. In addition, AIU has a unique curriculum for Japan, such as all lectures being implemented in English and special study abroad programs. We can cultivate our character by studying hard and supporting each other. What is more, this is a splendid environment where we can expand our possibilities. This is attractive to me. We are looking forward to a new life and new experiences that begin now. We know there will be difficulties at times, but we look to the future because with hard work, we will reach our goals. As you can see, there are a lot of beautiful fields and forests in Akita, but little sense of hope for the future because of problems such as an aging population, diminishing birthrate and emigration to the cities. But we are here! Students with interesting ideas and talents gather here at AIU. Let’s create something new, bring a renewed sense of hope, and, again, let’s change the world together. I believe we can do it!! It starts today. Thank you.

Speech by Representative of Graduate Students
Shiori SUGIYAMA

2016springmc_7I would like to express my gratitude to the President of Akita International University, honored guests, the administration, as well as faculty and staff members at AIU for allowing me to have this significant opportunity to speak with you today. Also, I would like to thank the audience, parents, and in particular the teachers at my university who gave me valuable advice during my educational development. Without their support, I could not have been admitted to Akita International University. My name is Shiori Sugiyama. I’m about to begin my English Language Teaching program in graduate school here at AIU. It is my honor to pursue a new academic life at AIU, and I look forward to new and great challenges. I believe I can speak for all students at AIU when I say that our hearts are filled with many expectations, and I hope AIU is the place from where we as individuals can look forward to approaching our own future goals.

There are two reasons why I chose AIU as my graduate institution. First of all, AIU offers a wide variety of classes in which I can cultivate skills for teaching English effectively with a combination of theoretical and practical knowledge. Although my future goal is to be an English teacher, when I entered university, I did not imagine that I would come to be interested in teaching English. The experience of an exchange program for one year in the United States encouraged me to think about language teaching in Japan. The reason was because the way of teaching a foreign language there is different from the one I have experienced at school in Japan. As a result of studying in California, I realized the way we educate students has a significant effect on learners’ level of attainment in a foreign language. Therefore, I came to be interested in teaching English to Japanese students in a more productive way. In particular, I am interested in effective grammar teaching. I would like to learn how to organize English classes in which teachers can help learners to acquire grammar in communicative situations. As an educator, I wish to foster learners’ practical ability to use and communicate in English in authentic settings.

The second reason I have come to further my education at AIU is that the environment is ideal for me to have chances to interact with people from all over the world. Since students are coming from different nations to study at AIU, this campus provides us with rich opportunities to communicate in English through interacting with people who have different linguistic and cultural backgrounds. The positive attitude toward communication with people around the world by means of the English language is essential to an English teacher. It will provide me and all students here with great prospects for developing our English skills in an environment where English is frequently used. As an educator, I will be able to inform my future students of the joy and importance of communication in English from my own experience.

Finally, I would like to emphasize how confident I feel about starting a graduate school journey at AIU with new classmates, faculty members, and staff. As one of the new students, I believe that I can speak for all of the student body whose visions for life beyond AIU require hard work and dedication: we will make the most of the opportunities here at AIU to attain our own future goals. Thank you AIU for helping us achieve our dreams and everyone here for your kind support.

Congratulatory Address - The Honorable Norihisa SATAKE Governor of Akita Prefecture

Congratulatory Address – The Honorable Norihisa SATAKE Governor of Akita Prefecture

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Congratulatory Address by Mr. Kenichiro KONDO, Akita prefectural assembly deputy chairman

Celebratory Musical Performance - Visiting Professor Keiko ABE, Violinist and Ms. Yuko KUSUYAMA, Pianist

Celebratory Musical Performance – Visiting Professor Keiko ABE, Violinist and Ms. Yuko KUSUYAMA, Pianist

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AIU Kanto Team Performance

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New Students